石毛川魚店

店舗のご案内

私たち石毛川魚店は、利根川が太平洋へと流れ出る一大漁港、千葉県銚子市松岸町の利根川べりにある老舗の川魚問屋です。

銚子で四代続く、川魚の老舗

私たちがこの地で商売を始めたのは、利根川水運の発達によって船着き場として栄え、遊郭街が誕生した頃にまで遡ります。
しかし当時は、賑わう街の人々を運ぶ「人力車」を生業としていました。

二代目の時代になると、利根川水運の衰退とともに人々の行き来も減り、利根川で獲れるハゼ等の川魚の卸問屋を営むように。そして先代の頃から「うなぎ」を看板商品として扱うようになりました。

松岸のある利根川の河口域で獲れる天然うなぎは、海水と淡水(真水)が入り混じる汽水域ならではの豊富な餌を食べて育つことから、身の締りもよく上品な味わいが特長。瞬く間に評判となります。
さらに、利根川ではうなぎの稚魚(シラスウナギ)も捕れたことから、私たちも鰻の養殖をしておりました。

お客さまとつながる、小売への挑戦

それでも当時、うなぎは高級食材。庶民が気軽に食べることはできませんでしたが、1980年代に入り、うなぎの養殖が盛んだった台湾から安価なうなぎが輸入されると、広く家庭でも食べられるようになります。

私たちが扱ううなぎも、飲食店様などを通して一般の方々に普及するに連れ、私たちの気持ちも少しずつ変化していきます。
それは、お客様の「顔」を直接見たいという願望でした。 そこで私たちは、自らうなぎを加工して販売する小売の道へと歩を進めたのです。

あれは、とある土用の丑の日のこと。
注文が殺到してしまったため、来店したお客さまを2時間以上も待たせてしまったことがありました。
すると翌日、そのお客さまが再び来店されたのです。申し訳ない気持ちで頭を下げながら顔を出すと、「とても美味しかったので、また買いに来ました」 とのお言葉をいただきました。
このために商売をしているのだと、心の底から実感できた瞬間。
いまだに忘れることができません。

松岸より、当店自慢のうなぎを全国に

今でも記憶に新しい、令和元年の台風19号。
利根川の氾濫に伴い、私たち石毛川魚店でも甚大な被害がありました。

腰あたりまで浸水した当店でも停電により冷蔵・冷凍庫はストップ、水に浸かったモーターが壊れてしまい水槽の水の循環もままならず。
かろうじて生き残ったうなぎもいましたが、増水した水にどのような雑菌が含まれているかも分からない状態では、廃棄せざるを得ませんでした。

復旧までにどれくらいの月日がかかるものかと、その時は頭が真っ白になりましたが...
お得意先の飲食店さまなどから調理場を使わせてもらったりするなど、地域の方々にも助けられ、無事に再開することができました。

これからもおいしいうなぎを全国に発信し、食卓に笑顔をお届けしたいと考えております。

店舗限定取扱商品

天然うなぎ

利根川や近隣河川で獲れた天然うなぎを、入荷時のみ販売いたします。
ご購入には予約が必要となります。
※天然うなぎが入荷しましたら、ご予約いただいた方にご案内いたします。
※10月~3月は日本全国の川から産卵に向かう下りウナギの保護のための期間となりますので、当店も天然うなぎのお取り扱いを休止いたします。

鯉のあらい 店頭販売のみ

ご注文をいただいてから、捌いて調理します。
1匹売りとなりますので、価格は鯉の大きさによって異なります。
アラもお付けしますので、鯉こくなどにご利用ください。

活鯉 店頭販売のみ

活鯉も販売しております。ご希望の下処理も行いますので、お気軽にお声がけください。
(うま煮用)

活どじょう

小さいですが、うなぎにも引けを取らない高栄養価の活どじょう。
柳川鍋や唐揚げなどでお召し上がりください。

アクセスマップ

電車をご利用のお客様へ

JR総武本線・成田線松岸駅下車、利根川方面へ徒歩10分。

車をご利用のお客様へ

国道356号線沿い、ドラックストアwelcia付近の松岸駅入口の交差点を利根川方面へまがり、松岸町北の交差点を越え、路地のつき辺りを右へまがって下さい。
当店店舗前に駐車場がございますので、ご利用下さい。

店舗概要

定休日カレンダー

定休日・休業日の宅急便の発送は出来ません。ご了承下さい。

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2025年01月
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